統合型時空間GIS「GINGA」

これからの自治体GISは、時間管理が主流です

GIS(Geographic Information System:地理情報システム)を用いることにより、従来の紙ベースでは困難だった地理情報の高度利用が可能となっています。例えば、過去の地図と現在の地図を比較して地物の変化を知る応用は典型的な例です。しかし、そのためには過去の地図をデータベース化しておく必要がありますが、これは大変コストのかかることです。

統合型時空間GIS「GINGA」は、地図上の空間情報に存在時間を付与することで、時間変化を伴う空間データ管理を行うことを可能としたシステムです。

時間管理の必要性

GISが扱う現実世界は日々変化しています。新しく道路や建物が作られ、昨今の市町村合併では全国の市町村の名前も形も変わりました。

しかし、多くのGISでは現在分かっている最新の情報のみが表示されます。通常であれば現在の地図のみが表示されれば満足できるわけですが、自治体の業務では「特定の時間(年月日)の地図をみたい」「ある時と現在を比較したい」といった需要があります。

常にデータ更新が行え、かつ必要に応じて過去の状況も確認できるシステムが必要となってきます。

特長

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図形データと属性データの一体管理

地図(図形)情報と属性(台帳)情報を時系列データベースとして一体管理します。

時間軸を考慮した管理

扱うすべての地図要素一つひとつが時間情報を持っています。
部署毎にタイムラグが生じる地図データの更新を秒単位で管理できます。「追加・更新・消滅」などのデータ変化を差分として登録し、任意の時間を指定する事で、その時点での地図を表示することができます。

公開型DBの採用(KIWI-A)

データ構造にカーナビゲーションで実績のある「KIWI」準拠フォーマットを採用しており、そのフォーマットを公開しています。導入後地元業者やソフト開発業者も保守することが可能となります。

主な機能

時間(年月日)指定による地図の表示
GINGAの最も特徴的な機能が指定日時の地図を表示することです。カレンダー操作を行うことで簡単に表示させることができます。
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マルチビュー
2画面表示切り替え機能を使って、同じ場所異なる時間、同じ時間異なる場所を表示させ地物変化などを確認する事ができます。
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地図帳印刷機能
通常に地図印刷機能の他に、データセット全体を地図帳と印刷する機能を備えています。
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集計、グラフ表示機能
特定の情報を集計し、その結果を円グラフ、棒グラフとする機能を備えています。
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